習性を生かしてスズメバチ対策 ダミーの巣を吊るそう

カナダに来た当時スズメバチの多さにびっくりしました。日本のスズメバチほど大きくなく、攻撃性も強くないとのことですが。当たり前のようにブンブン飛び回っていて、しかも刺される人の多いこと。大人でも刺された、という話をしょっちゅう聞きます。

裸足で平気で家から飛び出して、ご近所さんと話をするカナダ人なので、刺されても不思議はないですよね。家の中にまで何匹か紛れ込んでいるという話も聞きます。一度刺された人でも、神経質になっているところを見たことがありません。アナフィラキシーショックは、誰も心配しないのでしょうか?

 

スズメバチが寄ってくるところ

スズメバチは肉食で甘いもの好き。そのため、パティオのBBQのグリルの中に巣を作ったなんて話もよく聞きます。こちらは夏になるとBBQをする家庭が多いので、その度に、家に肉の臭いがついて、軒先にスズメバチが巣をつくったら、どうしよう、と心配になるほど、頻繁にモクモクと臭いがただよってきます。外で、BBQをやって、炭酸なんて飲んでいたら、スズメバチの大群が襲ってきそうです。

一番よく見かけるのは車のボンネット。寒冷地のカナダには、冷却水に不凍液が使われますが、この緑の不凍液が甘いにおいを発するとのことです。これに漏れが生じたり、少しでもこぼしたりすると、スズメバチが寄ってくるようです。国土の広いカナダは車で長時間ドライブするロードトリップが一般的ですが、途中の休憩する場所で、緑の液がこぼれている事が良くあり、そこには必ずと言っていいほど、スズメバチがブンブン集まっています。

また動物の排泄物などにもスズメバチは寄ってくるということなので、犬や猫を飼われている方はお気をつけになってください。

 

基本的には共存

お隣の新築の家が、パティオのプライバシーのため、昨年の春、我が家との境界線に、高い木を4本植えました。この木にスズメバチが何百匹も寄ってきます。小さなお子さんがいるので、何とかしてくれるかと思いきや、「巣が見つからないから」何もしない様子。

集まってくるのは、暑さがピークになった頃。調べてみると、どうやら、暑さで流れ出した樹液を好む虫がいて、寄生しているのを、スズメバチが捕食にきているらしい、あるいは、その樹液をスズメバチが吸っているらしい。

1年に2週間くらいしかスズメバチの大群は来ないので、問題ないのかもしれませんが、その間、刺されたらどうしよう、とびくびくしています。

実は、このお隣さん、理系の大学教授に科学者のご夫婦。それだけ知的なカップルでも、カナダ人はアナフィラキシーショックは気にしないのでしょうか?それとも共存第一なのかな、と思います。

 

ダミーの巣を吊るす

スズメバチ対策として、ダミーの巣が売られています。スズメバチはテリトリーを守る蜂なので、テリトリー内に入ってくると攻撃します。逆に、他のスズメバチのテリトリーには入らない。この習性を利用して、家のバルコニーなどに、フェイクのスズメバチの巣を吊るしておきます。

ダミーの巣は、新聞紙と麻紐でもそれらしくできるみたいですので、お困りの方は試されてはいかがでしょう。直径20cm、高さ30cmくらいの卵型で、とがった方を下に向けたものをイメージされるとそれらしくなります。

 

テリトリーの先取りが大切、駆除は専門の方に依頼を

気をつけなくてはいけないのは、ダミーの巣はスズメバチが巣を作るよりも先に吊るすこと。テリトリーの先取りをしなくてはいけません。

家でもいくつか吊るしていますが、スズメバチに先を越されたのか、庭にはブンブン飛んでいますが、少なくとも軒に巣を作ることはなくなりました。やはりダミーの巣にはそれなりの効果があるということでしょう。

ダミーの巣を吊るす前は、軒に巣を作られてしまったことが2、3度あり、夫が夜に水圧で落としました。すべてのスズメバチが巣に帰っている夜でないと、逃げたスズメバチがまた近くに巣を作ってしまうそうです。夫は、防御服を持っていませんので、かなり肝を冷やしました。無理をせず、巣の駆除は専門の人に頼んだほうがよいです。

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