落ち葉も役立つ!零下のトリックオアトリート事情

こんにちは。カナダ発Crystal LotusのAsamiです。

そろそろ10月も後半。私の住む街・エドモントンでは、街中に植えられた街路樹の落ち葉が一面に地面を埋め尽くし、そのすさまじい量に悩まされる時期です。ひどいところは地面から15cmくらい落ち葉で覆われています。

今回はその落ち葉が、間もなくやってくるハロウィンに役立ってくれるというお話、そしてこちらの零下のトリックオアトリート事情について。落ち葉も立派にハロウィンの役に立ちます!(笑)

 

落ち葉集めは意外に大変

美しい紅葉の後は、地面を一面に覆いつくす落ち葉の山。芝生が当然のようにあちこちに植えられている環境では、この落ち葉は芝生の敵。放置すればいいんじゃない?と気軽に思っていたら、とんでもない、芝生の栄養にはなることはなく、きちんと取り除かないといけないのだそうです。

ということで毎年この季節には落ち葉を一生懸命かき集めては77Lの巨大ゴミ袋に集めるはめに。ご近所さんと10袋集めた~、と苦笑いする日々です。

この落ち葉集め、意外に疲れるんですよね。スムーズなコンクリートや地面の上ならまだしも、芝生の上の落ち葉かきは意外に体力を使い、毎年誰もやりたがらない重労働です。

うっかりすると初雪が積もってしまい、そうなると来年4月下旬、雪が溶けるまで落ち葉は放置されてしまいます。もちろん雪とともに落ち葉が地面に溶けて消えてなくなってくれるわけでもありません。

今やるか、来年4月にやるか。雪溶けのあとに濡れた落ち葉を集めるよりは今の方がまだましかな~、となります。

でも今この時期に落ち葉を集めると、ハロウィンに役立ってくれるんです。

 

オレンジ色の袋でハロウィンのデコレーションに

間もなくハロウィンですが、この落ち葉をオレンジ色の大きな袋に集めて、家の前に置き、デコレーションにする家庭も少なくありません。この時期、お店ではハロウィンコスチューム、チョコレートやデコレーションに加えて、オレンジ色のゴミ袋もしっかり売られているんです(笑)

子供が小さい内は、張り切ってハロウィンデコレーションで玄関や家の前の庭をにぎやかに飾る家が多くても、子供が大きくなったり巣立ってしまうと、そこまでとはいかないようです。

でも家の前のハロウィンデコレーションは、『トリックオアトリート、OKだよ~』『お菓子用意してあるよ~』という子供たちへのサインでもあります。

お菓子を用意して子供たちを待っていても、ハロウィンデコレーションがなかったり、玄関の灯が消えている家は対象外。街を練り歩く子供たちも寄り付きません。

そこで落ち葉が活きてくるんですね!

オレンジ色の袋に落ち葉を詰めたものを家の前に置いて、マーカーやシールでジャックオーランタンの顔を描く。これで子供たちも元気よくトリックオアトリートに来てくれます。

 

零下のトリックオアトリート

好きなキャラクターの仮装をして近所を練り歩いてはお菓子をもらえる。子供にとっては夢のような日ですね。

けれど、この夢のような一夜もカナダではすでに零下。コスチュームの上に冬のコートを着て、ピローケースと呼ばれる大きな枕カバーを持ち歩き、寒いだろうにお菓子を一生懸命集める子供たち。

翌日は学校でどのくらいキャンディーを集めたか、皆で自慢しあうのもお約束なのだとか。

我が家では子供たちが小さい頃は、モールで行われるトリックオアトリートしか連れて行きませんでした。各モールでは前もって決められた時間にコスチュームで現れるだけで、それぞれのお店の前で待ち構えてくれる店員さんからお菓子をもらえます。店から店へ。なんとも手軽です。しかも寒くない。

けれど近所やモールだけでは飽き足らず、車で高級住宅街へ連れて行ってもらってはそこでお菓子を集める子供たちもいます。そんな地域では、ハロウィン用の一口サイズの小さなキャンディーやチョコレートだけではなく、ポテトチップスの小袋や普通サイズのチョコレートがもらえることも。

もちろんそんな地域には皆が駆けつけるのであっという間にお菓子は品切れ。『No more Candy(お菓子はもうありません)』と書かれた紙が早々にドアに貼り付けられることになります。

地域にも寄りますが、寒い思いをする子供たちのために、教会でココアを提供してくれるコミュニティーもあるので、これには娘が本当に喜んでいました。

 

トリックオアトリートを迎える側

マスクが怖い

一口に子供たちとは言え、下は0歳から上は18歳まで。中には大人まで子供に混ざってくることも。カナダ人はどれだけ甘いもの好きなんでしょうか(笑)

ドアがノックされて「トリックオアトリート」の元気な声。ドアを開けると、そこにはハロウィンのバスケットかピローケースを差し出して待ち構えている子供たち。

お菓子を一つずつバスケットに入れてあげると、元気よくお礼を言ってくれるので、「Happy Halloween!」と手を振ります。

小さい子たちは本当にかわいいんです。お姫様やスーパーヒーロー、スーパーマリオやポケモンや忍者。見ているだけでもほほえましいです。

でも、中学生、高校生ともなると事情が変わってきます。値段の張る可愛いコスチュームはとっくの昔に卒業。背の高い大柄な子たちはマスクだけの簡単な仮装で現れます。

すでに外は真っ暗。迎えるこちらはかなりぎょっとします。ハロウィンの本来のコスチュームはお化けや幽霊なので、こちらが正解ではあるのですけどね(笑)。

同じ店で揃えたのでしょう。目と鼻、口に簡素な穴が開いただけの色とりどりのカラフルなマスクは、表情も見えず、かなり怖かったです。

会話をしないともっと怖いので、「何のマスク?」と尋ねてみると、どうやら映画かゲームのキャラクターを模したものらしい。ついうっかり「Looks creepy(気持ち悪いかな)」と言ってしまいました。

キャンディーのお礼と「Happy Halloween」はきちんと言ってくれたので、素直な子たちではあると思いますが、やっぱり夜に表情が見えないお客様はかなりドキドキします。

 

セルフサービス導入

毎回毎回ドアを開けると、せっかく暖めた部屋も寒くなってしまいます。

ある年、みぞれが降るハロウィンの夜には、玄関前にキャンディーをいくらか入れたバスケットを置くセルフサービスも取り入れてみました。とてもお客様を迎える気分にはなれなかったんです。

『Happy Halloween!キャンディーは一つだけね』と書いたメッセージをキャンディーのバスケットの横に置いておきます。

たくさんキャンディーを入れておくと、ごそっと持っていく子供がいるので少しだけ。様子を見てはキャンディーの補充をします。

キャンディーを手づかみでごっそり持っていこうとした子供がいたのか、「1つだけって書いてあるよ」と注意する子供の声も聞こえてきました。

実はこのセルフサービス、意外に取り入れている家庭も多いようです。子供たちはキャンディーさえもらえればご機嫌なので、まあ、いいのかな?

大人は暖かい部屋でのんびりしたいですよね。(笑)無理することなく、それぞれ違った方法でハロウィンを楽しむのもまたよし、なのだと思います。

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